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 ■ 旅日記 > ■ 南米 > ■ No.12 ボリビア・ウユニ塩湖No1
 
◆ボリビア情報◆
国名/首都 ボリビア共和国/ラパス(憲法上はスクレ)
人口      約827万人
インディヘナ(先住民)55%、メスティソ(先住民とスペイン人の混血)32%、ヨーロッパ系14%
言語 スペイン語、ケチュア語、アイマラ語
通貨 ボリビアーノ
1Bs=約14円
うがいする程度は大丈夫
時差 -13時間

6月28日 いよいよこの旅最大の難関ボリビア・ウユニツアー(2泊3日)が始まります!

このツアーはチリのサンペドロ・デ・アタカマから陸路で国境を越えてボリビアに入り、
標高5000m近い山を越え世界最大の塩の湖、ウユニ塩湖を見に行くツアーです。
ツアーなのでもちろん他の国の人と一緒に行動しなきゃならないし、標高5000mなんて
未知の世界!! ・・・大丈夫かなぁ〜と始まる前からドキドキでした〜。。。

6月28日(火)
いよいよツアーの出発です!
参加者は全部で13人。
私たち以外はヨーロッパの人でした。

こちらのトラックを改造したバスで、
荷物を屋根の上に乗せて移動します〜
あーー不安だなぁ〜〜・・・
と思いながらニャンコの写真を撮って
気を紛らす。。

がわいい〜〜♪
チリの国境を越えていきなり標高4000m
まで上がりました。

初の標高4000mの世界に足がフラァ〜
(なんか体も曲がってる?・・・)

ここからしばらくボリビアの国境までは
どこの国でもない場所が続きます。
こちらがボリビアの国境。
なーんにもない所に小屋がポツン・・・


パスポートに印鑑を押してもらいます。
標高4000mの世界はシーンとしていて静か。。
車もツアー以外は通りません。

置いてかれないようにしなきゃ、、、
最初のフォトポイントに到着。
こちらは凍った湖です。
湖が多くて名前を忘れてしまった・・・
凍った湖かぁ〜フーン。
なんて思っていたらこれがけっこう楽しい♪

滑ってみる。
寝てみる。
もう5000m近くなったかな、、、

本当に音のない静かな世界です。。
続いて、ホットスプリングへ。
こんな高地でも温泉が沸いてるなんて不思議〜

元気なツアーメンバーが入ります。(もちろん水着)
動くたびにコケがフワ〜

お湯から出たら超寒そう!!
バスは道なき道を進みます。
これでよく道を間違わないなぁ・・・関心。
続いて間欠泉を見学。

生まれたばかりの地球(イメージ)のようです。。
標高4000m以上の世界はこんな感じ。

何もない、人も、動物の気配もありません。
今日最後のフォトポイントは標高4300m
の赤い湖。ラグーナ・コロラダ。

あったかそうに見えるけど寒〜い、、
手袋必須っす。
なんとフラミンゴが1匹!

もう少し暖かい時期はこの赤い湖に
ピンクのフラミンゴがたくさん集まるそうです。
さて、今日の宿につきました。
標高4300mの宿に泊まります。

食事用のテーブルと、部屋の中には
ベットが7つづつあるだけの宿。
暖房もシャワーもありません。

夜はかーーなり寒いらしい。。
こちらのお部屋に私たちと、イギリス人の女の子
2人、ポルトガル・アイルランドの男の人2人が
寝ることになりました。

自家発電なので10時に消灯してしまいます。
皆で夕食後、早めに終身。。

寝袋2枚と毛布3枚かけてもまだ寒い!!!
さらに、横になると空気が薄くて息苦しい、、
・・・過酷な世界です。。
6月29日(水)
ツアー2日目の朝、事件発生!?

朝起きたら頭痛と腹痛!
これが高山病??イテテテテ

朝食後すぐに薬を飲んでバスでは
安静にする事に。。エーーン
ちなみに・・
この宿にいたリャマちゃん達は耳にリボンを
つけておしゃれさん!

超かわいい〜〜、頭痛い〜〜、、
ほら、この子達も♪プリティー、
ううう頭痛い〜〜〜

日差しが出て暖かそうに見えますが
1℃くらいしかありません。
バスに入れておいた水がカチンコチンに凍る
くらいの寒さです。この寒さで腹痛も治らず・・
午前中のツアーはバスから見学。
(バスの中でも寒くて寝袋に包まっていた・・)


これは大昔に噴火して出来た溶岩のかたまり
・・らしい。
こんな過酷な環境で生きている動物を発見。
「ウサギに似た何か」だそうです・・・

キュウリをもらっておいしそうに食べています。
頭はうさぎだけどしっぽがねずみっぽい。
あなたは何者〜?
次に、フラミンゴがたくさん集まる湖へ。
たくさんいるとピンクできれい〜。
(と、バスの中から思う。)
今日は一人で写真担当になってしまった
かわいそうなダンナくん。
標高が4000mくらいに下がると、
だんだん人が住んでいる気配がしてきました。

このリャマたちは飼われている子たちです。

リャマいっぱい〜かわい〜
(だんだん元気になってきた私)
午後になって復帰!
あったかくなったし高山病の薬も効いた〜♪

ツアーメンバーの女子で記念撮影です。
こんな場所に小さな小さな村がありました。
村の子供たち。

ツアーメンバーがバナナとりんごをあげると
嬉しそうにしていました。
村にあった水のタンク。
こぼれる水が凍ってしまうほどの寒さです。

きっと村の家には暖房はありません。

日本は恵まれているな。。
今日の宿に到着です!
昨日と同じように6人でシェアするお部屋。

シャワー&トイレが付いている事にみんな
大喜び〜!でもシャワーは夜10時まで。
ホットウォーターはチョロチョロっとしか出ません。

今日も寝袋+毛布で寝ます。
夜の外は−8℃にもなるらしい。。ヒェー
明日はついにウユニ塩湖だ〜!
ツアー3日目へつづく>>
 
*おまけ* 高山病について
<高山病とは>
低地から高地に上がったとき、低気圧、低酸素に体が順応できず起こる一連の症状のこと。
具体的には標高1500m以下の場所から2000m以上の高地に48時以内の短時間で到達した場合や、一日に高度差500m以上上昇したときに発症します。
症状は頭痛、耳鳴り、吐き気、腹部膨満感等で、頭痛は気象時にあり、時間とともに軽減する傾向があります。また、就寝後に頻繁に目が覚めたり、不眠化すると灰に水が溜まる「高地肺水腫」や脳がむくむ「脳浮腫」になり、適切な治療を受けるとともに急いで酸素の濃い低地に降りないと死亡に到ることもあります。
<高山病の予防>
・高地到着後一週間は過度な運動を避ける。
(症状は高地に到着直後にはでませんが、到着日に元気に動いた人ほど発症しやすい。)
・高地到着日と翌日はアルコールの摂取と睡眠薬の服用は避ける。
・水分を充分取る
・コカ茶は利尿作用が強く効果的
(ちなみに、高所の為、お湯が87度で沸騰します。)