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 ■ 旅日記 > ■ 南米 > ■ No.15 ペルー・ティティカカ湖
 
◆ペルー情報◆
国名/首都 ペルー共和国
リマ
人口      約27142万人
インディヘナ(先住民)52%、メスティソ(先住民とスペイン人の混血)32%,ヨーロッパ系12%
言語 スペイン語、ケチュア語
通貨 ソル
1ソル=約34円
うがいする程度は大丈夫
時差 -14時間

7月4日 ボリビアの首都ラパスからバスと船を乗り継ぎ、ティティカカ湖畔の街
プーノに到着しました!ここは今までと違って緊張感たっぷりの街・・     
南米の中でもトップクラスの治安の悪さというだけあって、外人バックぱっカーも
バックを胸に抱えて歩いている状況です。。うーん、スリや首絞め強盗がいるって
本当なのかな、、、私たちもかなり気をつけながら街を歩きました。。
(おかげで無事でした!)

標高3890mという富士山とほぼ一緒の高さにあるティティカカ湖。
この湖の中程にアシの葉を湖に浮かべて出来た浮島「ウロス島」があります。
草でできた島なのに、700人もの人が暮らしていて、学校や教会まであるんです。
同じ時代に生きていると思えない人々の生活にビックリでした〜

7月4日(月)
プーノでの宿はこちらのオテルマンコカパック
1部屋1000円くらいです。

南米の宿はこんな感じで吹き抜けになっている
ところが多いですね。
宿からティティカカ湖までは車で10分。
そこから船に乗って、ウロス島を目指します!

ティティカカ湖は南米最大の湖(8300km)と
言うだけあってほんとに大っきい!
船から見たプーノの街

ボリビアのラパス程ではないけど、山の斜面に
たくさんの家が立ち並んでいます。
船が近づくと水鳥が水面を走って
逃げて行きます。

かわいい〜♪
船に乗ること30分。
ウロス島が見えてきました!
わぁーほんとに草だ〜!

大小合わせて40もの島があり、合計700人
ものウル族の人たちが生活しているそうです。
島も草なら島間を移動する船も草!

島と船を目の前にしながらも、どうして草で
出来ているのに沈まないのか、まだ納得
できない、、
私たちの到着を島の女性たちが迎えて
くれました。みんな「カミサラーキ」と挨拶して
くれます。

カミサラーキとはアイマラ語で
「こんにちは、お元気ですか?」
という意味だそうです!
島に降りると、フワフワ弾む感じ!
エアーマットの上を歩いているようで
すごく気持ちがいいです。

みんなゆっくり歩いています。
ここでは走っちゃいけないみたい。。

ほんとに草で出来ているんだ〜と実感・・
みんなで草で出来たイスに座り、
ガイドさんからウロス島の説明を聞きます。

こで生活しているウル族の人たちは、インカの
時代にスペイン人から追われて草で島を作り
生活するようになったそうです。
島はトトラと呼ばれるアシで出来ていて、
トトラを切り3mほど積んであるだけだそうです。

水に浸かった部分が腐ってきたら、また上から
アシを積む。。そんな感じで何百年もの間
ウル族の人たちが生活してきたそうです。
足元はこんな感じ。

これが3m積んであるだけか・・・
ほんとにすごい。。。
これは人々の暮らす家です。

もちろんこれもトトラ!
ちょっと失礼して中を撮らせてもらいました。

シンプルな生活をしてるんだろうな。
これは台所。

火を使うのでアウトドアーです!

おいしいパンをご馳走になりました♪
観光客を相手にお店を出している女性たち。

民族衣装がとってもかわいい〜♪
上手に刺繍したタペストリーをクッションカバー
にしたりして売っています。

すごくかわいい!欲しかったな、、、
(荷物に入らないからまた我慢・・・)
お姉さんと記念撮影!のワンコくん
水鳥が繋がれていました。
飼われてるのかな?
それとも食べられちゃう??

見かけなかったけど、島には家畜も
飼っているようです。
展望台からみた島の様子。
奥の島に学校らしき建物があります。

人々はティティカカ湖に生息する水鳥を取り、
畑(これもトトラ)で野菜を作り、生活している
そうです。同じ時代ではないような不思議な
感じがします・・・

ウロス島の人たちはここからどんな気持ちで
プーノの街を眺めているのかなぁ・・
これが展望台!
けっこう高い・・・

木製で、はしごを上るとフラフラゆれて
超怖いっす。。
最後に島の船に乗せてもらいました。

この船思っていたよりぜんぜん安定していて
乗り心地もいいです〜

すごくのんびりと進んで気持ちいい〜
島から帰る途中、トトラの船を追い越し
ました。お母さんと子供が乗っている様子。

どこまで行くんだろ〜、、時間かかるだろうなぁ〜
さようなら〜ウロス島!!

フワフワした感覚がしばらく忘れられ
ないのでした〜。
  
*おまけ* ティティカカ湖について
ティティカカ湖はアンデス山脈のほぼ中央、海抜3890mに位置し、面積は琵琶湖のほぼ12倍(8300Ku)で、最大水深は281mの湖です。標高3890mは汽船の航行する世界最高地点でもあります。
(湖の中央付近でペルーとボリビアが国を分けている。)
付近のアンデス山脈からの雪解け水が20以上もの川となってティティカカ湖に流れ込み、1本のザサグアデーロ川を形成してボリビアのウルウル湖、ポーポ湖へも流れ出しています。
水温は低いけれど魚類は生息し、中でもマスが湖畔住民の重要な生活の糧となっています。

<名前の由来>
ティティカカの「ティティ」は動物のピューマ、「カカ」は石を意味します。プレ・インカの時代は「パカリナ」(=全てが生まれた場所)と呼ばれていました。プーノの人たちにとっては今でもどことなく神秘的な神聖な湖とされているようです。
アシの船の先端もピューマの顔がついていました。写真でわかるかな・・・